飼い猫とともに

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海辺を歩いていて思うこと

私は海の近くの距離に住んでいます。なぜなら、海を眺めたり、浜に流れ着いた貝殻や擦れて丸くなったガラス片、流木などを拾うのが好きだからです。


一年を通して海辺を歩いていますと、色々な自然の変化が分かります。貝殻は海水温が低くなる秋から春にかけてがよく拾えます。夏は貝が元気に活動する時期なので貝殻=死んだ貝ですから、貝殻は少なくなります。


海鳥の換羽期が分かります。その時期は羽根があちこちに落ちているのです。また、ある特定の貝殻ばかりが打ちあがることがよくあります。ある日はイタヤガイばかり、ある日はルリガイばかり、という風に。


台風などで海が荒れた後は、戦前の目薬瓶や薬瓶、イルカの骨や流木、木の実など面白いものが打ちあがります。と同時に、ペットボトルをはじめとするプラスチックごみの多さにも驚きます。私は海に行くときは必ず、ごみ袋を持っていき、ビーチクリーンをします。最近、世界中で問題視されているマイクロプラスチック問題。海辺を歩くと危機感を覚えます。


例えば、家庭で使われている食器洗いスポンジ。使っているうちにすり減っていきます。それはどこへ行くかというと、海。そのマイクロプラスチックを食べてしまった魚達は大丈夫だろうか、と心配になるのです。


漂流物から見えてくるもの。それは多くの美しい貝殻を見ると分かるように、海は実に多彩な生命が活動しているという事。海鳥のように、空の者もまた、海の者であるという事。木の実が流れ着くという事は、森と海は繋がっていて、循環しているという事。そして、プラスチック問題。一人一人が今、脱プラスチックを進めていかないと地球の未来は無い、海辺を歩いていると、そう強く思います。